- 協会認定資格(CFP)と国家資格(技能士)
- 金財のファイナンシャル・プランニング技能士センター
- 会費はFP技能士センターが割安
- 3つの選択肢
- 当面、FP協会会員を選択
- 将来的には???
- FP協会への要望
協会認定資格(CFP)と国家資格(技能士)
私は、日本FP協会の認定資格であるCFPを取得した後、1級FP技能士の検定試験(実技)に合格して1級FP技能士(国家資格)を名乗ることができるようになりました。
技能検定(実技)は、指定試験機関であるFP協会と金融財政事情研究会(金財)の2つが実施していて、私は金財の試験を受けて合格したことは、前々回のブログでお伝えしました。👇
CFPは、FP協会の認定資格ですから、資格があることと,FP協会の会員であることは同じことです。
そして、CFP(AFPも)資格は、継続教育を受けて更新していかなければならないことが特徴です。(FPとしての知識レベルが一定の範囲で維持される。)
1級FP技能士は、いちど検定試験に合格すれば、更新する必要はなく、生涯有効です。
金財のファイナンシャル・プランニング技能士センター
私が、金財の1級実技試験に合格した後、金財から、「ファイナンシャル・プランニング技能士センター」の会員登録の案内が送られてきました。
👉 ファイナンシャル・プランニング技能士センター | 一般社団法人 金融財政事情研究会
同封されていたパンフレット等によれば、正会員になると、会員証の発行、ウェブサイトの利用、セミナーの優待、書籍等の割引、FP技能士手帳の送付、月刊「KINZAI ファイナンシャル・プラン」の送付、ガイドブックの送付、継続学習ポイント管理サービスを受けることができるとのことです。
私は、この案内で、FP協会以外にもFPの会員組織があることを、初めて知りました。
そして、この技能士センターも、FP協会と同じく、会員の更新制度を採用しています。
もちろん、案内には、当該センターへの会員登録は、FP技能士に義務付けられているものではないことが明記されています。
ですから、当該センターは、FP技能士が、任意に加入して継続学習や情報収集等に役立てていることになります。
会費はFP技能士センターが割安
2つの会員組織の年会費を見ますと、技能士センターの年会費10,560円(入会金 なし)に対して、FP協会は、年会費12,000円(入会金10,000円)。
CFPですと、FP協会の年会費のほかにCFP会費8,000円(別途、CFP登録時に5,000円必要)。
技能士センターが断然、割安です。
会員サービスは、両者とも似たような内容ですが、FP協会の場合、手帳、ガイドブックは有料です。
3つの選択肢
FPには、次の3つの選択肢があることになります。
①FP協会の認定資格を取得し、それを継続する。
また、技能士センターとFP協会のダブル会員という人も、もしかしたら存在するかもしれません。
現在、私は、上記①のFP協会会員ですが、FP個人として受けられるサービスと会費の額を比較しますと、今後、技能センターに会員登録をするという選択もあり得ます。
当面、FP協会会員を選択
私は、次の4つの理由から、当面、FP協会会員であろうと考えています。
- 都道府県ごとに支部があり、継続研修等を支部単位で受講することができる。
- 支部単位、または支部より狭い単位でスタディ・グループ(SG)が組織されていて、多分野の勉強ができる。
- 1、2及び交流会、懇親会で、他のFPと交流することができる。
- 事業内容、ホームページ等が、断然、FP協会が充実している。
FP協会会員(CFP、AFP)は18万人以上いますが、技能士センターの会員数は、同センターのホームページでは確認できません。
財政規模、社会の認知度も大きく違うと思います。
将来的には???
だからと言って、私が、今後ずっとFP協会に属するかどうかはわかりません。
何と言っても、会費等の経済的負担と受ける便益・サービスとの比較考量の問題になると考えています。
継続研修等もすべて有料ですから、会員が年間に支払う費用は相当な額になります。
負担に見合うサービスを受けられないと判断した場合は、FP協会を退会、もしくは更新せずに資格を流すという可能性も、当然あり得ます。
FP協会への要望
FP協会に望みたいことがあります。
高額な会費及び膨大な予算(事業費約43億円)です。
その使途及び協会の運営については、引き続き透明性を確保し効率的、民主的に行っていただきたい。
また、FP協会では、さまざまな取り組みをしていますが、その開催場所が東京、大阪など大都市に偏重しています。
地方在住者が受けられるサービスは非常に限られています。
私は、技能士試験に合格するまで、FP協会以外に会員組織があることを知りませんでした。
今回は、FPの2つの会員組織について考えてみました。
今日も拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
(2019.12.10)