こんにちは。
今年の社労士試験まで、あと1か月になりました。
受験者の皆さん、よくここまで勉強を続けてこられました。
もう少しです。
体調管理に留意されて、もうひと踏ん張りしてください。
もうゴールテープは目の前です。
昨年、私が受験したときのことを思い出しながら、受験者の皆さんにエールを送りたいと思います。
1. ピークを試験日にもってくる。
このブログのカテゴリー「社労士試験」の中でも、何度も紹介しました、私が、受験勉強期間中、その都度、何度も目を通した五十嵐明彦著「社労士試験に最速で受かるための合格思考 勉強しない、だから受かる」(税務経理協会)に、「試験日にピークを持ってくる」というところがあります。
体力も、気力も、学習の進み具合も、最高の状態で試験日を迎える。
これは、言われなくてもわかっていることですが、実際には、なかなか難しいかもしれません。
体調管理を第一にして、できるだけ試験日がピークになるように工夫してください。
私の場合は、このブログの合格体験記にも書きましたが、ピークが試験日よりも1か月早く来てしまった感じでした。
7月に受けた2つの模擬試験の結果は、いずれも選択式、択一式とも「A」評価でした。
この時期がピークだったように思います。
結果的に、「ピーキングを間違えた」ようです。
私は、6月いっぱいで、定年後の仕事を辞め、7月からは受験勉強に専念したわけですが、8月に入ると、疲れとか、勉強に飽いたような感じが出てきました。
多くの皆さんは、仕事をしながらの受験で、勉強時間が足りないことが悩みの種だと思いますが、時間をやり繰りして勉強することで、生活のメリハリもあって、かえって集中できるなど、良い面もあるようです。
私は、1か月早く来てしまったピークをなんとか維持することに努めましたが、ちょっとしんどかったです。
これからは、健康面の管理が何といっても一番ですが、仕事、家庭での諸事についても、できる範囲でスケジューリングを工夫して、8月中はできるだけ、勉強に集中できる環境をつくってください。
ご家族の協力が大切です。
2.最後の1か月でしたこと
まだ手元にある、毎日、勉強した事項をメモした「勉強日誌」から、最後の1か月間に私が行ったことを振り返ってみます。
- 受けた模試の振り返り(特に、全受験者の正答率が高い問題で、自分が正答できなかった問題)
- これまで何度も繰り返しやった問題集(私の場合は、クレアールの通信でしたので、「答練マスター」)を、全部ではなくて、誤答したことのある問題のみをもう一度確認する。
- コンパクトにまとめてあるテキスト(クレアール⇒「コンプリーションノート」「セルフチェックノート」)で、知識の定着度を確認する。
- 白書対策(WEB視聴) 数字の暗記なので直前にやったほうが効果的。
- 横断整理(目的条項など)
私は、事前に、8月中の毎日やるべきことの計画と、実際に実施したことをメモして、管理しました。
やはり、勉強の状況の「見える化」は、いつも重要だし、効果的だと思います。
3.やってはいけないこと
受験本や関連するブログなどにも、「この時期にやってはいけないことは、新しいテキストや問題集に手を出すこと」と書いてあると思いますが、私も同感です。
もう、これまで、あなたは十分学習を積んできていますので、これ以上、新しいテキストとか、問題集をやる必要はありません。
これまで取り組んできた問題集で、何度も間違ってしまうところをもう一度、確認しておくことの方が得点につながります。
いまさら、新しいことに手を出す時間的余裕はありません。
資格学校等の「直前講座」なども受けないでよいと思います。
100点満点を取る必要はありません。
確実に70点取ることに集中してください。
4.さいごに、模擬試験で、C評価、D評価だった方へ
あきらめる必要はありません。
社労士試験は、要するに暗記試験です。
この1か月間で、グンと伸びることがあります。
私は、一昨年は、択一式の得点が2点足りず、不合格でした。
でも、その時の模擬試験の結果は、C評価とD評価でした。
模擬試験のあとの本試験までに、合格ラインに近づいたということです。
長い距離を走るマラソンでも、グランドに入ってからの、ゴール前のスピード競争で順位がひっくり返ることがよくありますから、前を行くランナーを、あなたが最後に追い抜くイメージで取り組んでください。
焦る必要はありません。
いつもと同じような気持ち(平常心)で、地味な勉強を、これまでやってきたように、コツコツと、ひたすら繰り返すこと。
皆さんのご健闘を祈ります。
今日も、拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
(2020.07.23)