こんにちは。
私が、社労士試験に合格するために採用した勉強スタイルをお伝えする2回目になります。
去年とは違う、今年の合格するための勉強スタイル
1 勉強を再開する前に勉強法を勉強した。
2 社労士受験を周囲に宣言・公言した。
3 資格学校を利用した。
4 毎日の勉強記録を付けた。
5 外出時には記憶ノートを持参するようにした。
2 社労士受験を周囲に宣言・公言した。
これはよく言われることですね。
自分が社労士の資格試験を受けることを広く周りに知らせて、いわば「退路を断つ」作戦です。
私の場合、去年は周囲にはあまり知らせることなくこっそり勉強していました。
それで合格できれば格好良かったのですが、結局不合格でしたので、今年こそはどうしても合格しなければという思いで、職場、友人、知人、もう誰かれ構わず(ややオーバーです)言いふらしました。
年賀状にも「今年の目標は社労士試験に合格すること」と書き添えましたし、田舎の実家でのお盆の宴(試験の直前期)では「俺は社労士試験の勉強をしなければいけない、ここで酒を飲んでいる場合ではない!」と酔いに任せて公言(この場合は「広言」か?)していたようです。
まあ何事も覚悟、心構えが大事ですね。
この心構えをしっかりと持つことが、目標設定や目標の意味付けを明確にすること、「自分は、何のために、どういう思いで、この資格試験を目指しているのか」、常に自分に問いかけることにもつながるものだと思います。
周囲(外)に向けての宣言・公言は、結局、自分に向けて、勉強を続けていることの意味を確認することなのですね。
私としては、この1年を振り返って、周囲に社労士受験を宣言したことは勉強のモチベーションを維持し、最終的に合格に至るうえで大いに効果があったと思います。
宣言しておくと、周囲から勉強の進み具合などもときどき訊かれたりしますので、勉強をさぼるわけにもいきません。
どうして社労士試験を受けることにしたのか?
社労士受験を公言すると、「どうして社労士に?」と尋ねられることもあります。
私が社労士試験を受験することにした理由は、退職後の再雇用の現場において、年金制度について、一般の人々が制度内容を知らないがために受給できる年金を受給できていない場面に何度か出くわし、これではせっかくの制度が活かされていないのではないかと思ったことがきっかけです。
年金制度、特に障害年金に関しては、年金を必要としているはずの障がい者のうちには、制度内容を知らないがために年金に加入していない、保険料を納めていない、請求できるのに請求していない人たちがいるという事実があります。
極端な言い方をすれば、制度を最も必要とする人たちが制度から最も遠いところに置かれているのではないか? という思いを強く持ち、制度とそれを必要とする人たちとをつなぐ役割を担いたいと考えたのです。
もちろん、退職後の生活において社労士としての収入面を考えたことも事実です。
それでもやはり、最初に自分が社労士資格を目指そうと思ったきっかけとなったことを忘れないでいたいと思っています。
「どうして社労士を?」と尋ねられたときに自分の思いを吐露することで、社労士資格を取る自分としての目的・意義を再確認するということも周囲への宣言・公言の効果の一つであると思います。
FP(ファイナンシャルプランナー)の役割と限界
私は、すでにファイナンシャルプランナー(CFP®認定者、1級FP技能士)の資格を持っていますので、一般の方々に年金制度の周知に関する活動ができないわけではありません。
FP資格取得に必要な科目「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」には年金制度が含まれています。
しかしながら、社会保険労務士という年金に関する専門の国家資格があるわけですので、FPが年金制度について話すよりも社労士が説明する方がインパクトもあり、一般の人々の信頼度も高いのではないかと考えたところです。
FPは広い見地からの相談に応じることのできる資格であり、大変有意義なものと考えています。
しかし、やはり一般の認知度もまだまだですし、なにより専門性ということでは他の「士業」にはかないません。
相談を受けて年金の請求手続きをしようとしても、FPではできません。
税金の具体的な相続も、実際の手続きもFPはすることができません。
そこがFPの弱点ですが、間口が広いところがFPの強みですので、その人やその世帯のライフプランに応じたトータルな相談をお受けして、必要に応じて弁護士、税理士、司法書士、社労士等の専門家につなぐということが大事になります。
今日は、社労士試験の勉強をするにあたって、そのことを周囲に宣言する、公言することについてお伝えしました。
今日も、拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
(2019.11.09)(一部修正 2020.06.18最終)