こんにちは。
今回は、2019年8月25日、社労士試験【本試験】を受験した、私の当日の様子についてお伝えしたいと思います。
1.起きてから会場まで
普段は夜10時に寝て、朝5時に起き、簡単な食事を摂ってから勉強というのがパターンでした。
しかし、当日の前夜は予定外のことがあって、10時には就寝できませんでした。
おまけに、気持ちがイライラしていて寝つきが悪く、一晩中浅い眠りで、朝、目覚めたあとも頭がボーっとして、試験当日としてはまったくありがたくない状況でした。
試験当日の朝は、勉強しないと決めていましたので、ゆっくり過ごしてからバス停まで10分程歩きます。
途中のコンビニで、昼食用のサンドウィッチと飲み物(お茶とアクエリアスのペットボトル。試験会場にはペットボトルのみ持ち込み可能)、それに少しでも頭がすっきりするように予定外のドリンク「メガシャキ」を購入しました(結局、「メガシャキ」は未使用でした)。
ゲン担ぎ
夏用の薄い上着にポロシャツ、短パン、サンダルという、いまからどこか遊びに行くような格好です。
雨が降り出しそうな空模様で、気温は高くないのに短パン、サンダル。
真夏の気楽な格好に、試験会場の空調が効きすぎるときの用心としての上着。
模擬試験の3日間も、このスタイルで通しましたので、本試験の日もこれでという完全に「ゲン担ぎ」です。
2.試験開始まで
試験会場の大学には少し早く着いたので、まだ教室に入ることができず、外のベンチで待機します。
受験者がもう何人も来ていました。
テキストを開いて勉強をしている人もいますが、私はウォークマンでビル・エヴァンスの「ワルツ フォー デビー」を聴いて待ちます。
やがて、係員の案内で会場建物に入り、割り当てられた教室の自分の受験番号の席に着きます。
皆ぞろぞろ入ってきます。
ここでも外での待機時間と同じく、勉強する人、何もせずじっとしている人、私はウォークマン。
年齢層はさまざま、私の同年配の人も何人もいます。
女性の割合も高いです(合格者のうち60歳以上8.4%、女性35.7%)。
顔を合わせて大きい声で挨拶している人たちもいます。
同じ大学、会社、資格学校の通学コースの仲間でしょうか。
私はいつも一人です。
10時から説明
10時の着席時間の前にトイレに行きます。
机の上には、受験票、シャープペン2本と予備の鉛筆1本、消しゴム2個、腕時計のみ。
10時になって係の人の説明が始まります。
スマホは電源をオフにして、渡された封筒に入れて足元に置きます。
ペットボトルはカバンの中。
マークシート用紙が配られて、それに氏名、受験番号等を記入します。
問題用紙が配られます。
試験開始の10時30分まで、少し時間があります。
この間にトイレに行く人もいます。
私は、脳へ糖分を補給するため、模擬試験の時に購入した残り物のグリコのチョコレート「GABA」を2粒口に放り込んで、ペットボトルのお茶を一口飲みます。
試験会場の教室の中は静かで緊張感が高まります。
3.選択式試験
10時30分。いよいよ選択式の試験開始です。
11時50分までの80分間。
8科目、それぞれ問題文中の5個の空白に入る単語や短文を、問題文の下の欄にある20個の中から選ぶ問題です。
一斉に問題用紙を開く音がして、皆、早速問題文を読み始めます。
私は落丁乱丁のないことをサラッと確認したら、2、3分何もせず気持ちを落ち着けます。
そして、労基から問題文に取り掛かります。
意外と基本問題、でも労一と社一は!
今年の選択式は、意外と基本的な問題であり、短時間で答えていくことができます。
しかし、労一、社一で苦戦します。
後から再度、検討することにして社会保険に進みます。
こちらも基本問題。
最後まで迷いに迷った労一。
最後は「えいっ」と決断してマークしたのが正解でした。
(違う方にマークしていたら、不合格! ヒヤヒヤものです。)
選択式を受けての教訓は、自信のない問題は最後まで粘ることと、短文は何度も読んで、日本語として不自然でない方が正解ということです。
試験時間中に、係の人が受験票の顔写真と受験者本人が同じ人物であるかどうか確認に回ります。
のどが渇いたり、トイレに行きたいときは、手を挙げて係の人に知らせて、許可を得てから、ペットボトルの飲み物を飲んだり、トイレに行ったりできます。
11時50分になって試験終了。
マークシート用紙が集められ、その数の確認ができるまで数分待った後に、昼休み時間となります。
4.昼休み時間
昼食は試験を受けた教室でも摂ることができます。半数くらいが残りました。
私も自席で、朝、買ってきていたサンドウィッチでの昼食を済ませてから、外に出て、大学の構内をうろうろ歩いて気分転換をします。
しかし、雨がぽつぽつ落ちてきたため、教室に戻って、またウォークマンでビル・エヴァンスを聴いて過ごしました。
もちろん、受験者の中には昼休み時間に勉強している人も多くいました。
また、教室前の廊下などでは、知り合いと話し合っている人もいます。
午前中の選択式の答え合わせの声が聞こえないように急いで通り過ぎます。
この時刻になると、私の頭のボーっとした感じは和らいでいました。
5.択一式試験
択一式の着席時間の12時50分になりますと、午前中の選択式の時と同じ進行になります。少しだけ空席があります。
1時20分から4時50分まで、3時間30分の長時間の試験です。
7科目、5択問題が10問ずつ。
1科目25分を目途に、事前に決めていたとおり、健保、国年、厚年、労基・安衛、労災・徴収、雇用・徴収、一般の順に解いていきます。
1科目終わるごとにマークシートにマークします。
自信がない問題にも一応マークします。
健保、国年と30分ほどかかってしまい、少し焦りを感じます。
しかし、労働分野に入ると比較的スムースに問題を解くことができ、一般でまた停滞します。
最後まで粘る
途中2度、手を挙げて係の人を呼び、許可を受けてペットボトルのアクエリアスを飲みます。
3時30分を過ぎて、区切りの良いところで許可を受けてトイレに立ちます。
ついでに顔も洗って気分転換します。
最後の問題まで行って、マークシートのマークを正しくつけているかを確認して(特に私の場合、マークシート用紙の科目順と回答していく順番が違いますので2度は確認しました)、残りの時間でわからない問題、自信のない問題を再度考えます。
頭の疲労はピークですが、1点でも多く取るために最後まで粘ります。
6.試験終了!
4時50分、今年の社労士試験が終了しました。
合否はともかく、自分自身でもここまでよくやり通したという実感を持つことができました。
まさしく「人事を尽くして天命を待つ」の心境です。
大学の出口で、資格学校関係と思われる人が、早くも選択式の解答速報を配っています。
それを受け取らずに、雨の中をまっすぐにバス停に向い、そのまま帰宅しました。
その日の夜か翌日に、ネットの解答速報で自己採点したときの「ウギャー!」については、次回にお伝えしたいと思います。
今回は、本試験当日の様子についてお伝えしました。
今日も、拙い文章をお読みいただきありがとうございました。