定年後のセカンドライフをチャレンジングに!

定年後も家に引きこもらないで、資格取得、仕事、趣味など、新しいことに挑戦しよう!

【リスクと保険】⑦まとめ:「保険」は「リスク」検討が先で、加入は必要最小限に。

f:id:tanoken65:20200314154859j:plain

 こんにちは。

これまで6回にわたって「保険」について、その概要をお伝えしてきました。

今回は、これまで述べてきたことを踏まえて、「保険」について、一応の「まとめ」をしておきたいと思います。

1. リスクが先、保険は後

楠木新さんが、「定年後のお金」(中公新書)で「『保険は自らの蓄えでは到底賄えないリスクを対象にする』と決めればかなりシンプルに考えることができる。またそれで必要十分だろう。」と指摘しているように、まず「自らの蓄えでは到底賄えないリスク」が先にあって、それに備えるものとしての「保険」がある、ということを、再度、確認しておきたいと思います。

このことは、どれだけ強調してもし過ぎることはないと思います。

このことがすべての基本になります。

保険はリスクに備えて、加入は必要最小限に、というのが鉄則だと思います。

2. 現状は、勧誘に応じて、内容をよくわからないまま加入している。

岩瀬大輔さんは「保険のカラクリ」(文春新書)のなかで、わが国における生命保険のセールスを「GNPセールス」と呼んでいます。

義理、人情、プレゼントのGNP。

1世帯当たり、年間38.2万円の保険料を支払っています。

「生命保険は、住宅に次いで、人生に2番目に大きな買い物」、義理、人情への支払いにしては高過ぎる買い物です。

買ったものの中身もよくわからないのに…。

 

日本は「生命保険大国」と呼ばれ、「保険好きな日本人」と言われて、保険に入り過ぎている実態があるようです。

確かに、保障内容が重複していることがあり、また、保険金額が必要額よりも過度になっている世帯も多いようです。

したがって、そのような世帯での家計の見直しの1番バッターは「保険」になります。

繧ウ繧、繝ウ, 髮サ蜊�, 莠育ョ�, 螳カ險�, 縺企≡, 迴セ驥�, 騾夊イィ, 菫晏ュ�, 莨夊ィ�, 蟶ょエ

3. 保険の機能、種類を確認すること

(上記2と関連)前回まで3回にわたり、保険の種類について確認してきましたが、実際の保険商品は、生命保険や損害保険の主契約に、医療保険・傷害保険が特約で付加されていることが多く、大変複雑になっています。

名称もさまざまですので、加入している保険の項目1つ1つについて、どういうリスクに備えるための保険か、それは本当に必要か、確認することが必要です。

保険料を「終身」、あるいは何十年も払い続けると、すごい金額になります。

4. [失敗談]解約のときは、払済保険の検討を。

前にも述べましたが、私は、定年退職を迎えて、それまで加入していた保険のいくつかを、保障内容の重複、保険料負担が大きいことを理由として解約しました。

しかし、そのときは「払済保険」を知りませんでした。

「払済保険」は、保険料負担が厳しくなったときなど、保険料の払込を中止して、その時点での解約返戻金によって、従来の主契約と同じ種類の保険契約に変更することを言います。

つまり、保険料の支払いはせず、保険契約だけは継続するものです。

ただし、特約は消滅します。

 

私の場合、「払済保険」への変更ができたかどうかはわかりませんが、もし、それができたとしたら、解約しなかったかもしれません。

※また、解約した保険が、予定利率の高い時代のいわゆる「お宝保険」であったかもしれないということについても後悔しています。何も知らなかった私は、何も考えずに解約してしまったのです。

鴨, Kaczęta, 鳥, 家族, ネイチャー, 自然, 水, 水の鳥, 池

5. まずは、公的保険制度の確認を

わが国には、医療年金労働介護の4つの公的保険制度があります。

それぞれ、疾病、負傷、老齢、障害、死亡、出産、失業、要介護等の保険事故(リスク)に備えるための制度であり、「皆保険」「皆年金」により、原則として、加入が義務付けられており、相応の保険料を支払っています。

したがって、民間保険への加入は、公的保険制度では賄いきれない場合にのみ必要となるものです。

6. 「貯蓄」機能は不要

保険は、生命保険の「終身保険」「養老保険」のように「保障」と「貯蓄」の機能を持つ商品があります。

この場合の「貯蓄」の旨味は、銀行等の金利よりも、保険契約の予定利率が高いことにあるでしょう。

ネット情報によりますと、1970、80年代には5%台であった予定利率も、最近は0.25%だそうです。

銀行の金利がほとんど0%だとしても、保険会社には諸費用が掛かりますので、現時点では「貯蓄」を保険会社に費用を払ってまで任せる意味はないことになります。

「貯蓄」は、自分で銀行の定期預金、国債、つみたてNISAなどで運用したほうが良いのではないかと思います。

縺企≡, 繧ウ繧、繝ウ, 謚戊ウ�, 繝薙ず繝阪せ, 繝輔ぃ繧、繝翫Φ繧ケ, 驫陦�, 騾夊イィ, 繝ュ繝シ繝ウ 

7. 医療保険は不要か?

私が読んだ定年本その他では、「不要」という意見がかなり多いです。

公的医療保険制度、特に高額療養費制度により、いくら医療費(保険診療分)がかかろうとも患者の負担は一定額の範囲内で収まるようになっていることが理由です。

いくらか現預金を準備しておけば、「もしも」のときに、医療費の支払いに使うことができますし、医療費以外にも使うことができます。

 

それでも、病気になったときに不安だ、という場合には、保険料が相対的に安い「共済」がいいかもしれません。

共済加入者の中で入院等が少なかったときには支払った保険料が「割戻金」などとして返還されるものもあります。

8. 必要最小限でも火災保険、自動車保険は必須

住宅の火災、自動車事故などは、「自らの蓄えでは到底賄えないリスク」として、すぐ頭に浮かびます。

これらへの加入は必須でしょう。

火災保険に地震保険を付加する人が増加しています。

自動車保険には、個人賠償責任保険も特約として付けることができます。

これも必要度は高いかもしれません。

事故, 自動, 損傷, 車両, 壊れた, 被害総額, 交通事故, 警察

肝心の生命保険では、子どもが成人、就職するまでは、掛け捨ての定期保険は必要かもしれません。

保険料もインターネット保険ではずいぶん安いようです(人件費、事務所経費などが掛かりませんから)。

そのインターネット保険よりも安い場合もあるのが「団体保険」です。

資産が多くて、相続税の負担軽減を考える場合は、相続人1人当たり500万円の非課税枠を活用した生命保険加入もあります。

9. 保険の優れている点

これまで、どちらかと言えば、保険に否定的なことを多く書いてきましたが、それはあくまでも、保険に必要以上に入り過ぎている現状があるからで、その「過ぎている」部分は、是正したほうが良いと考えるからです。

必要最小限」の保険の意味を否定するわけでは全くありません。

保険が、優れている点は、もし契約した直後に保険事故(契約者の死亡など)が発生したとしても保険金額が支払われます。

保障がすぐに受けられます。

貯蓄はこういうわけにはいきません。

何年もコツコツと貯めていかなければいけません。

 

「保険」に関しては、まだまだテーマとすべき項目が多くありますので、また、そのうちに、「保険」についてお伝えすることもあるかと思います。

高級住宅, 照明, 窓, マンション, レンジ · ローバー, ホワイト

今日も、拙い文章をお読みいただきありがとうございました。

  (2020.03.30)

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村