こんにちは。
社労士としての活動状況を、今のところ1ヶ月に1回のペースでお伝えしています。
いつもブログ作成に使っているPCの調子が悪いため、今回は初めてiPadで書いています。
私のPCも購入してすでに5年経っていますので、持ち主同様、かなり老齢でお疲れ気味のようです。
したがって、今回は何の体裁もない文章のみになってしまいました。申し訳ありません。
さて、街角の年金相談センターで仕事を始めて2ヶ月が経ちました。
相変わらず、このほかの社労士としての仕事はゼロです。
一応、開業時に自宅の前に小さな看板を出し、狭い範囲ですがチラシを送ったりしましたが、見事に反応ゼロが続いています。
これなら開業登録ではなく勤務登録でよかったといった状況です。
私は、もともと年金のことをやりたくて社労士になりましたので、今の年金相談員としての活動に不満はありません。
定年退職後の社労士としては、まあ良い状況ではないかと思っています。
私の甘い目論見は、ここで年金制度と運用を身につけて、やがては年金相談を受けて請求手続きを代行したいということ、つまりは窓口のこっち側からあっち側に移ることですが、はたして???
新米社労士の私にとって、窓口での年金相談は容易いものではありません。
4月は6日間、5月は8日間の勤務でしたが、メタメタ、トホホの毎日です。
先輩相談員やバックヤードの職員に助けられてなんとか対応しています。
年金制度が複雑であることに加えて、請求等に必要な書類や具体的な事務処理方法の把握、その人の年金記録を確認するための端末操作と覚えることが尽きません。
わからないことだらけですので、その都度周囲に尋ねながらの対応になります。
みんな忙しそうにしているときには訊くに訊けず立ち往生してしまいます。
たまに冷たくあしらわれたような時は気持ちが折れてしまいそうです。
年金制度をよく知らない人たちが、受給できる年金を受給しないままにならないように制度情報を周知したい、そういう人々のために年金手続きの支援をしたいということが私の願いであって、ややこしい事務処理や端末操作を覚えるために社労士になったのではない!
と、たまに浮かんでくる恨み節をグッと噛み殺して、「修行、修行」と観念して勤めています。
それに、具体的な事務処理や端末操作を知っている方が、将来、年金相談や手続代行を受けるときにより的確に対応できるでしょうし、だいたいその知識無くしてはちゃんとした相談にならないかもしれません。
また、正直に言いますと、周辺事務処理ばかりでなく、制度自体についての私の知識、理解もまだまだ足りていないと痛感することがよくあります。
先日、特別支給の老齢厚生年金を受給している方が、老齢厚生年金受給者であったその配偶者が亡くなったとして相談にこられました。
65歳前ですから、老齢年金か遺族年金かの選択になります。
端末で見込み額を算出しますと遺族年金が高い金額になりましたので、遺族年金を選択する申出書を提出してもらいましたが、これが間違いでした。
この方は、老齢基礎年金を繰上げ受給していましたので、遺族年金を選択するとこの老齢基礎年金まで支給停止になってしまいます。
が、それが私の頭からすっかり抜け落ちていました。
トホホのほんの一例ですが、これも周囲のサポートで助けられました。
1日の相談を終えると心身ともどっと疲れます。
まだしばらくは、「修行」の日が続くと思いますが、なんとか早く一人前の相談員になるよう努めていきたいと思います。
今日も拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
(2021.06.02)